普通のサラリーマンの普通脱出ブログ

「単身赴任中の育児」や「自分の今後のこと」、そして「取り留めもない普通のこと」を書いていきます

正直者が馬鹿をみる

新入社員のときの研修で、外部講師の話を聞く時間があった。

 

正直全然つまらない話で、眠くなる時間だった。

 

実際に寝ていた人もいて、どうやらそれを研修担当者が見ていたらしい。

 

研修後に全員集められ、

 

「さっき寝てたやつ出てこい」

 

と怒られた。

 

その研修の時間も給与の一部に入っているわけだから、怒るのも当然。

話の感じから、どうやら寝ていたのは1-2人ではなく、多数いたようだった。

 

私は寝ていなかったので、別に関係ないと思いながら聞いていた。

 

結局、誰も出て来ず、担当者は怒りのたけをぶちまけ、その日は何事も無く終了した。

 

 

帰りにある同期と話をしていて、彼が言った言葉がなぜか心に残っていた。

 

「こういうのってさ、正直者が馬鹿をみるんだよな」

 

そのときは、なんとなく「そうかなー」と思っていた。

 

それから数年以上経って、サラリーマンとして働いていくうちに、彼が言っていた言葉を思い出す機会が増えた笑

 

「正直者が馬鹿をみる」

 

はっきり言って、こういう機会は実に多い。サラリーマンじゃなくても、誰もが経験したことがあると思う。

 

正直に言った人が怒られ、黙ってやり過ごす人には特に何もない。

なんなら、そういう人の方が上にあがっていったりする。

 

サラリーマンの初めのころ、そんな気持ちが募ったような時期があった。

 

もちろん全員がそうではない。

むしろ大多数の人は正直者だと思うし、同じような気持ちの同僚とよく飲んだりしていた。

 

そうやってまぁ、そんな気持ちとも上手く折り合いをつけながら、自分なりにサラリーマンとして成長していったと思う。

 

 

そんなあるときに、またその言葉を強く思い出すことがあった。

 

そこでふと、先輩に言ってしまったことがあった。

 

「こういうのって、正直者が馬鹿をみるんですよね」

 

たぶんその時の私はちょっと同情もしてほしくて、「そうだね」って言われることを期待していたと思う。

 

しかし先輩は同情することもなく、

 

「オレはそれでも、正直者でありたいけどな」

 

と言った。

 

私は、「確かに」と思った。

 

確かに改めて考えると、それでも正直者でありたいと思った。

 

これがきっかけで、私の同期の「正直者が馬鹿をみる」の言葉のあとには、「それでも正直者でありたい」が付け加えられた。