日本人の幸福

昨年から育児本を読んでいるのだが、今読み進めている育児本で、「

子どもが育つ条件―家族心理学から考える (岩波新書) 」という本がある。

 

発達心理学家族心理学を専攻されている方の本で、昨今の日本社会についても育児の観点から書かれている。

 

データを基に書かれているので、理系の私でも非常に理解しやすい。

 

 

この本の中で、私が育児と少し離れて興味を持った内容が、日本人の「幸福」についてだ。

 

昔とは違い、命の危険が少ない社会では、単に生きているだけでは満たされない。

新たな経験や学習による成長によって、充実感が生まれてくる。

 

貧しい時代では、経済的に豊かになることが皆の共通の「幸福」だったが、

現代では、幸福の尺度は共通ではなく、主観的(個人的)になっている。

 

例えば、経済的にも家庭にも恵まれているのに満足感を得られていない人がいる。

一方で、貧しくても活き活きと充実した生活を送っている人もいる。

 

この辺りが、その通りだなと思って。

 

私自身も、幸せなのに、実はどこか満たされない感覚があって。

 

 

ふと、昔読んだ台湾でラーメン店を起業された方のブログを思い出した。

その方も同じようなことを書かれていたと記憶している。

 

口には出さないけれど、おそらく多くの人が同じ気持ちを持っていると思う。

 

ちなみに、この考えと少子化の関わりにも述べられていて、

 

現代の「幸福」では、自己成長に時間やお金の投資をする。

 

その場合、子どもを持つことを「選ぶ」(現代は、子どもを持つことを選択する時代)と、特に女性は、その自己投資の配分の多くを子育てに費やすことになってしまう。

 

そのため、子どもを産まない選択をする人が増えているそうだ。

 

私はあまりそのように考えたことがなかったので、なかなか興味深いなぁと感じた。

 

先ほども書いたが、私自身も幸せだが、どこかこのままでいいのかという感覚があって。特に子供が生まれてから、それを強く感じている。

 

そして過去の記事にも書いているが、このブログを始めたことも、そのような気持ちがあったことが大きい。

 

自分がこの状態で子供に教育するのは、きっと子供に見透かされるだろうと思っていて、

 

だから、子どもと一緒に自分もさらに成長していこうと思っている。

 

私の人生の約半分が過ぎたとして、悔いのないようにしていきたいと思う。